Francois Feuillet / フランソワ・フュエ ブルゴーニュ愛好家と次世代No.1醸造家が手掛けるドメーヌ 1991年に創設されたドメーヌ・フランソワ・フュエは、アウトドア用品のTRIGANO(トリガノ)社の最高責任者、フランソワ・フュエ氏がオーナー。フランスの長者番付で200位以内に入る大富豪であり、ブルゴーニュワインの愛好家でもあります。 フュエ氏はブルゴーニュワインを愛するあまり、ニュイ・サン・ジョルジュにあるオー・トレイの畑を購入し、ワイン造りを開始。ブドウの栽培から醸造までを任されたのは、次世代No.1と謳われるブルゴーニュ若手注目株ダヴィド・デュバン氏でした。ダヴィド氏は19歳の頃からワイン造りに携わり、アミヨ・セルヴィル、ラルロ、ジャイエ・ジルなどで修行した実力者。彼の才能にいち早く注目して造られたのが、ドメーヌ・フランソワ・フュエのワインなのです。 フランソワ・フュエのブドウ栽培のポリシーは、限りなく自然なワイン造りにあります。ブドウの栽培にはビオロジック(有機農法)を採用し、除草剤を含め化学薬品は一切使用していません。特筆すべきはブドウの収穫方法で、グラン・クリュはブドウを房ごと摘むのでなく、粒単位で摘む「ペディセル」と言われる方法を採用。手作業で一粒ずつハサミで切り分けて収穫を行うことで、より厳しく選果をすることとなり、ワインの品質を更に高めています。基本的に100%除梗を行い、余計なタンニンは抽出せず優しく綺麗な果実味だけを搾汁。一般の収穫に比べ数倍のコストを要するこの手法が、品質に妥協を許さないフランソワ・フュエ氏のワイン造りの姿勢を象徴しています。 醸造においても、自然な状態で醗酵・熟成させることを理想とし、発酵中は毎朝テイスティングを実施して状態を確認。樽熟成はクラス、区画ごとに分けられ、3社の樽を併用することで樽の個性を抑えています。熟成後、ノンフィルター、ノンコラージュで瓶詰め。自然な旨味を残します。こうして造れられるフランソワ・フュエのワインは、「いつ飲んでも美味しい」旨味溢れるスタイル。酸味が強過ぎないので若いヴィンテージでも楽しめ、かつ長期熟成にも耐えうる、バランスに長けた味わいが魅力です。クラシカルなブルゴーニュの美点と、現代的なしなやかさを合わせ持ったワインに仕上がります。
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”世界一のワインを造る“ためのこだわりは生半可ではない!
伝説の造り手、ジャッキー・トルショー・マルタンから引継いだ「コート・ド・ニュイで一番のアペラシオン」と自信を持つモレ・サン・ドニ
透明感溢れるスタイルには根強いファンが多く、ヴィンテージに左右されない安定した高品質を誇るフランソワ・フュエ。こちらのモレ・サン・ドニはフュエ氏が「コート・ド・ニュイで一番のアペラシオン」と自信をもって特に力を入れているアペラシオンです。ストラクチャーとフィネスが存分に感じられるイチオシの1本です。
紫がかったガーネット色の色調。グラスに注ぐと、チェリーやブルーベリー、フランボワーズなどのみずみずしいアロマが広がります。徐々に立ち上る、森や花を思わせる芳醇な香りが魅力です。口に含むと、華やかな果実の風味と上品な酸が調和しており、モレ・サン・ドニのストラクチャーとフィネスが存分に感じられます。古樹のエネルギーと気品に満ち溢れた味わいをご堪能ください。
こちらのモレ・サン・ドニは、知る人ぞ知る伝説の造り手、ジャッキー・トルショー・マルタンから引継いだ約1.0haの畑から造られます。所有する畑は、モレ・サン・ドニの北部、中部、南部の3つの区画に分かれており、植えられているのは平均樹齢約50年のブドウ樹。モレ・サン・ドニはフュエ氏が「コート・ド・ニュイで一番のアペラシオン」と自信をもって特に力を入れているアペラシオンです。華やかな果実の風味と、骨格のあるタンニンが調和しており、モレ・サン・ドニのストラクチャーとフィネスが存分に感じられる1本です。